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ボードレール書簡(2)

けにち ボードレール 書簡

異母兄のアルフォンス宛(1833年3月25日)

 
リヨン王立中学の寄宿生となっていた12歳のボードレール
 
 知り合いの生徒が自習監督にボコられた顛末を兄に手紙で知らせる。
 
兄さん、
中学では大変な噂です。
教員が、胸の苦しくなるほどに生徒をなぐったのです。
二日後、外出。僕が晩に帰って来ると、その生徒はもう身を支えていられなくなって医務室に入れられている…
看護婦さんは彼を免職にさせるべく全力をつくす決意をかためていますが、彼は校長のたいそうなお気に入りなので、まだ確かなことではありません。
僕は反乱者に加わっています。自習監督たちのご機嫌を損ねるのがこわいああいうごますりたちの仲間入りはしたくないのです。
自らの権利を濫用した者たちへの復讐。これはパリのバリケードに書きこまれていた文句です。
 
 
暴力的な自習監督の免職を校長に直談判するというのはあるあるで、文豪の学生時代の書簡や自伝によくでてくるけれど、それをバリケードや反乱と結びつけているのは初めて読んだかな。12歳でそんなこと思うのかなーとは思っちゃいかんのか。ただこのバリケードとは何年のことなのかわからんが(加えて直接見たのか又聞きなのか何かで読んだのかも)
 
 
反乱の弟。シャルル。