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ボードレール書簡(6)

オーピック夫人(=母)宛。パリ。1837年8月3日。 僕が恨んでいるのはウージェーヌ・シュー この頃はまだ『パリの秘密』を上梓する前。『パリの秘密』は読んでみたい気もする。 僕を楽しませてくれたものといっては、ヴィクトール・ユゴーの劇[ドラマ…

ボードレール書簡(5)

オーピック大佐宛(パリ 1838年7月17日) ヴェルサイユへ行きました。王[=ルイ=フィリップ]が、あらゆる王立の学校をヴェルサイユ見物に招いているのです。こと絵画に関して何も知りませんから、僕の言うことが正しいかどうか分かりませんが、良い…

ボードレール書簡(4)

オーピック中佐と夫人(=母) 宛(1834年2月25日) 成績不振を両親に謝る手紙。 僕の心は善良なのですから、心を矯正しなければならないのではなくて、僕の精神を落ち着かせて、反省が刻みつけられて残るほどまでにしっかり反省させなければならない…

ボードレール書簡(3)

アルフォンス宛(1833年11月23日)リヨンから 兄さん、 送ってくださったユウェナーリスの立派な版にお礼を言うのが遅れたからといって少しも驚かないで下さい。… ユウェナリス - Wikipedia 「健全なる精神は健全なる身体に宿る」のひとらしい。 兄…

ボードレール書簡(2)

異母兄のアルフォンス宛(1833年3月25日) リヨン王立中学の寄宿生となっていた12歳のボードレール。 知り合いの生徒が自習監督にボコられた顛末を兄に手紙で知らせる。 兄さん、 中学では大変な噂です。 教員が、胸の苦しくなるほどに生徒をなぐっ…

ボードレール書簡(1)

16歳年上の異母兄アルフォンスに送った手紙(1832年2月1日)より。 ボードレールは若干11歳。 義父オーピックの転任に伴いリヨンへ行くことになる。 馬車の中は お察しの通り、兄さん、いつも動いているこの僕、いつもどちらかの足は浮かしている…