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暴走する脳科学(河野哲也)③

○ベンジャミン・リベットの実験について(p.144-)手を動かそうと決める約350ミリ秒前に、すでに脳内で準備電位が生じていたという実験。リベットの解釈は以下のよう。「自発的な行為に繋がるプロセスは、行為を促す意識を伴った意志が現れるずっと前に脳で…

暴走する脳科学(河野哲也)②

○心的カテゴリーの歴史(p.122-)現在の心的機能のカテゴリーはどれだけ自然か。・知(認識)、情(感情)、意(意志)の三分類(p.122-)ドイツの哲学者テーテンス(1736-1807)に始まる。経験を内観する仕方によって、心的活動「受動的と能動的に二分して…

暴走する脳科学(河野哲也)①

○道具は心の一部(p.66-)脳だけで可能になる心理作用など存在しないだろう、という話。たとえば多くの計算は、心の中だけ、脳の内側だけで成立せず、鉛筆と紙が必要になる。ヴィゴツキーによれば、高次の心理機能とは、記号などの高次の手段を媒介としてら…

規則と意味のパラドックス(飯田隆)

○後期ウィトゲンシュタインについて「哲学的誤解はすべて、われわれが自身の言語を誤解するところから来るのだが、それを正せばもはや誤解におちいらないですむような、言語に対する理解の仕方があるわけではない。むしろ、われわれが日常的に用いる無数の言…

ボードレール書簡(6)

オーピック夫人(=母)宛。パリ。1837年8月3日。 僕が恨んでいるのはウージェーヌ・シュー この頃はまだ『パリの秘密』を上梓する前。『パリの秘密』は読んでみたい気もする。 僕を楽しませてくれたものといっては、ヴィクトール・ユゴーの劇[ドラマ…

ボードレール書簡(5)

オーピック大佐宛(パリ 1838年7月17日) ヴェルサイユへ行きました。王[=ルイ=フィリップ]が、あらゆる王立の学校をヴェルサイユ見物に招いているのです。こと絵画に関して何も知りませんから、僕の言うことが正しいかどうか分かりませんが、良い…

働かないアリに意義がある(長谷川英祐)

本筋に関しては特に感想ないので、断片的に面白かったところを。 ・アリには一つの仕事をやり続けることによる熟練はない 昆虫の熟練について考えたことなかったので、面白いテーマだと思った。 熟練がない世界はどんなだろうと考えてみたり。 ・20年以上生…

群衆の中の批評家 シャルル・ボードレール(阿部良雄)

群衆(=ブルジョワ)が展覧会で見入っている絵画。 それは「蠅の飛ぶのまで目に見えるほど微細な筆遣い」の為せるわざであり、その写実性こそがブルジョワを惹きつけているのだが、その光景を思い浮かべるだけで、その絵画はなんとなく下らないものだと思え…

ボードレール書簡(4)

オーピック中佐と夫人(=母) 宛(1834年2月25日) 成績不振を両親に謝る手紙。 僕の心は善良なのですから、心を矯正しなければならないのではなくて、僕の精神を落ち着かせて、反省が刻みつけられて残るほどまでにしっかり反省させなければならない…

ボードレール書簡(3)

アルフォンス宛(1833年11月23日)リヨンから 兄さん、 送ってくださったユウェナーリスの立派な版にお礼を言うのが遅れたからといって少しも驚かないで下さい。… ユウェナリス - Wikipedia 「健全なる精神は健全なる身体に宿る」のひとらしい。 兄…

ボードレール書簡(2)

異母兄のアルフォンス宛(1833年3月25日) リヨン王立中学の寄宿生となっていた12歳のボードレール。 知り合いの生徒が自習監督にボコられた顛末を兄に手紙で知らせる。 兄さん、 中学では大変な噂です。 教員が、胸の苦しくなるほどに生徒をなぐっ…

ボードレール書簡(1)

16歳年上の異母兄アルフォンスに送った手紙(1832年2月1日)より。 ボードレールは若干11歳。 義父オーピックの転任に伴いリヨンへ行くことになる。 馬車の中は お察しの通り、兄さん、いつも動いているこの僕、いつもどちらかの足は浮かしている…

カール・マルクス(佐々木隆治)

・メモ① 資本主義の起源 資本主義の起源はイングランドのエンクロージャーという話 マルクスによると 『暴力的に土地を収奪され、追放され、浮浪人にされた農村民は、グロテスクでテロリズム的な法律によって、鞭打たれ、焼印を押され、拷問されて、賃労働シ…

テスト

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